2018年8月17日金曜日

雑文

約一ヶ月かかって無事に到着したものは、7月に北米で販売が始まったUniden SDS100。俗に言う受信機。Windowsで動くソフトウェア"Sentinel"と連動させて周波数その他を書き込めるレシーバーと言うよりはスキャナー。

Unidenはれっきとした日本のメーカーなのだが何故か国内では一切受信機を売らない。専ら北米がターゲットのようで各都市での周波数データベースがあらかじめ内蔵されているのだ。前述のソフトウェアで更新も可能と来た。ちなみに欧州と豪州あたりでも販売しているようだが、意味の無いデータベースと化しているらしい。うちもそうか。

特徴…
・Uniden BCD436HPと機能はほぼ同じ。表示色がカスタマイズできるカラーディスプレイとSDRと防水とリチウムイオン充電池の導入が新しい。

・売りの一つであるデジタル通信の復調は国内(身近)ではあまり恩恵に与ることの出来ない形式だったりするので評価不能。

・最強の録音機能と最強のサーチ・スキャン時の一時パス機能(Temporary Avoid)、Close Call(近くの強力な電波を探し出す)とDiscovery(サーチ・録音・分別など)は健在。

・あまり言及されないのだが、最大240秒前までの受信音声の再生機能も結構便利。

・イヤホン端子はステレオイヤホン対応で両耳から音が出る。残念ながらステレオ再生は非対応。

・カタログで謳うほど感度はあまり変わらないような?

・スキャンとサーチ速度が地味に遅くなっている。十分速いけどね。

・取扱説明書は英語とフランス語の二冊同梱。北米対応だねぇ。
 
・防水のためにアンテナ端子(SMAジャック)が奥まっているので付属のアンテナとBNC変換アダプターしか使えない。海外のフォーラムでも話題になっていた。

・発熱と燃費の悪さにはびっくりだ。連続使用5時間くらい?SDR(受信回路をCPUの力技で構成していると言えば手っ取り早いか)なのと防水構造は裏目に出たと言わざるを得ない。

・充電池に関してはあらかじめおことわりの紙が入っていて、当初の設計よりも電池の持ちが悪いのでwebで登録してくれたら用意出来次第大容量のものと裏蓋を送るよとか書いてあるんだが、登録できる住所は北米のみじゃねえかよ。
「ファーストロットを買うのは人柱覚悟」ってのを身を持って実感するのであった。