2018年6月16日土曜日

雑文

最近はアルバム"Islands"をへヴィローテーションで聴いている。

King Crimsonを聴き出して早30年以上になるか。バンドは幾度と無くメンバーチェンジし、解散し、再結成(再始動)し、そして現在進行形でライブ活動に勤しんでいる。

現在の形態(トリプルドラムが売り物!の8人編成)になってから一度2015年に来日しているのだがどうしても都合が付かずに涙を飲んだ覚えがある。そして今年の年末、再来日が決定した。

新曲は殆どやらないとは言え、直近のライブアルバムでは中々凄まじい演奏を披露してくれたので期待は高まるばかり。そりゃ昔の曲のほうが楽しみに決まっている。30年も聴いているのだから。

”Islands”は高校3年の頃友人(の兄上)にダビングしたカセットテープを貸してもらい、それがKing Crimson初体験だった。
一曲目"Formentera Lady"の導入部分は結構退屈で、プログレってこんなもんなのかといまいちな印象だったがメドレーで始まる二曲目"Sailor's Tale"でやられた。バンジョーかエレクトリック津軽三味線か。静と動がせめぎあう三曲目"The Letters"で静かにA面は終わる。B面一曲目"Ladies of The Road"のいかれたサックスとコーラス。室内楽的な"Prelude: Song of The Gulls"に導かれて始まるラストを飾る表題曲"Islands"の美しさよ。ラストの泣きのcornetソロはゲストミュージシャン(pianoにしろoboeにしろゲストが多い)。

最近のレパートリーに"Islands"が入っていて中々良い出来なので、これが聞けたら涙する自信があるぜ。


ところで私がweb上で使うアイコンは射手座の三裂星雲"Trifid Nebulra"の一部なのだが、もちろん"Islands"のジャケット写真から来ている(同じものではないけどね)。

ISLANDS / King Crimson (1971)